鍼灸師や鍼灸学生,未来の鍼灸師へ,鍼灸師になる為の心持ちや鍼灸業界の実際について大阪の鍼灸院,一鍼堂からの助言です。

大阪 鍼灸院(心斎橋本院) 一鍼堂 >鍼灸学生や鍼灸師を志す全ての人へ。
神戸三宮院豊中院

鍼灸学生や鍼灸師を志す全ての人へ。

 



”もし、鍼一本で食って行きたいと考えるならば。”
という条件で話を進めていきたいと思います。

まず、鍼灸の学校では、
一つの流派や考え方に傾倒せず、
いろいろなことを学びなさいと教わるかと思います。
しかし、私はそうは思いません。
しっかりと一つのものに取り組まなければ、
その本質は見い出せないと感じています。
あなたの周りの人は、
学生時代は国家試験のための勉強で忙しく、
卒業後にいくらでも専門的な勉強が出来ると教えてくれる人が
あるかもしれません。
が、それは誤りです。
卒業してから、食べて行かなくてはならないという問題が
現実のものとなり、
ゆっくりと修行などしている状態ではなくなります。
選択肢が非常に限られてしまうのです。
そのため、収入と修行を天秤にかけ、
就職の条件で道を選んでしまう。
厳しい修行よりも卒業後でもすぐに
一定の給料を支払ってくれる就職先を選択する。
そういった人がなんと多いことでしょうか。
学生の間が実は、
時間が無いような錯覚に陥りがちですが、
実は時間があり、
自由に勉強出来るのもこの時だと知ってください。
国家試験が難しいと感じているならば、
それはただの勉強不足です。
本当の勉強はそこまで甘くありません。
あなたにやる気さえあれば、
国家試験の勉強もしつつ、
東洋医学の深みを学ぶことも十分可能なはずです。
学生だからとあまり器用に生きずに、
ここだと思った先生がいたら弟子入りするのも大変有効な手でしょう。
学生の間にきちんと修行してください。
鍼に命をかけて生きている人種が存在することを
知ってください。
そういうものを知って、
自分には向いてないと知るとしても
それは大いなる財産になります。
決して無駄にはなりません。
すべての体験を無駄にするかどうかは、
あなた次第です。
すべての事象が己にとって、
なんらかの教訓を残すはずです。
鍼を真剣にするなら、
保険適用のために、
わざわざ柔道整復師の免許はいりません。
鍼だけで多くの病を治せます。
看板を二つはいらないのではないでしょうか。
病気で悩む患者もそれを我々に求めているのではないでしょうか。






◯おすすめ書籍:工事中


◯おすすめの流派: 北辰会
(代表の藤本蓮風先生はまさに日本
鍼灸界のカリスマです。)


◯一鍼堂は、
鍼一本で食って行くという意気込みのある
すべての人の味方です。
もし、
勉強の仕方や、進路、
歩むべき道に悩むことがあれば、
いつでもご相談ください。
アドバイスも含め、
可能な限り力になりたいと思います。

 

〇学生さんは、当院の治療を初回の
一回を無料で体験出来ます。
なにか少しでも伝わるものがあればと願います。

 

大阪 一鍼堂



 


 

鍼灸学校の選び方

~合格率100%はあてにするな!~

 

合格率はあてにするな。

学校の合格率がありますね。
100%の合格率だ云々
という宣伝を 必ず目にします。

鍼灸の専門学校では、
技術試験などもあり、
技能と学科が両方修めることが出来てはじめて
進級出来るので、
どちらかが欠けても簡単に留年してしまいます。
そうして、不適応者は自然と学校を去って行きます。

また、
最終学年で卒業試験というものがあり、
これは、国家試験よりかなり難しい
水準の試験を受けさせて、
国家試験合格に必要な点数、
6割以上の合格率をほこらなければ、
国家試験自体を受けさせませないというものです。
故に、合格率は自然と100%に近づきます。

ですから、
そんなものは取るに足らないのです。
学校にその意思さえあれば、
調整可能なものなのです。

そのようなことよりもやはり、
学校の質をよくよくみてください。

古典的な鍼灸学を教えてくれる学校や、
近代的な鍼灸に傾倒し、古典的な鍼灸をまるで
否定するかのように扱う学校。
特定の診断法を卒業試験の課題に課すような学校もあり、
その環境によって、
初学者の方向性は大きく左右されるてしまいます。

この辺りについては、
昨今ではインターネットで情報も入りやすいので、
よくよく調べてみてください。

また、鍼灸学校では、
国家試験を合格するための
カリキュラムが組まれています。

これだけでは、
鍼灸師として技術がつくかというと、
そうではありません。

別で修行に行かれることを強くお薦めします。
休日を使っての、
勉強会に参加するのも良いでしょう。

学校で全てを教わると勘違いすると、
痛い目に遭います。


追記、
これから鍼灸師になりたい人、鍼灸学生さんや道に迷った鍼灸師さんの為に
相談窓口を作りました。

鍼灸師一日体験 治療家・修行生の一日ってどんなだろう?を体験して頂けます。