マンスリーアーカイブ 2月 2009

おすすめ書籍

はじめまして。 一鍼堂スタッフの下野です。 今回は、僕のおすすめ書籍を紹介していこうと思います。 記念すべき?第一回目は 『口語 養生訓』  貝原益軒・原著 松宮光伸・訳註  日本評論社 口語 養生訓(2000/08)貝原 益軒商品詳細を見る 江戸時代に84歳まで生きられた、貝原益軒の書物です。 当時の平均寿命が50歳以下と言われますので、 それから考えれば非常に長生きされた方です。 その貝原益軒が、自らの長生きのコツ?を書いたのが 本書になります。 書いてある内容も、そこまで難しい事もなく、 一般の方から医療従事者まで 誰もが理解出来るものとなってます。 特に鍼灸師を目指す方々に読んでもらいたいですね。 「養生訓」の原点は中国伝統医学・養生学になりますから、 非常に東洋医学の勉強にもなりますし、 患者さんにおすすめすることもできますしね。 僕自身もこの本を読んで勉強した部分もあります。 患者さんにもおすすめしてますよ。 是非一度読んでみて下さい。 現代医学の養生法とは異なる点が多いので、 新たな発見がありますよ。 下野

なぜ 肝=木なのか

スタッフの新川です。 今回は五行について。 五行とは、 世界のありとあらゆる事物・事象が 木、火、土、金、水という物質の運動や変化によって 生成されるという概念。 当然、私たちの体の五臓六腑もこれに分類されます。 木-肝、火-心、土-脾、金-肺、水-腎 なぜ 肝が木なのか。 木は上に上に伸びていく。 枝が伸び、芽が出て、葉がつく。 一方、肝には 条達作用(自由に伸びようとする・外へ発散する) がある。 もしこの作用が滞れば、 水の流れが悪い川のように、いろんな場所に ごみ(邪気)が溜まりやすくなる。 またこの作用が強くなりすぎて 暴れだすと、 他の臓器に悪影響を及ぼす。 その例として、肝気犯脾が挙げられる。 次回へ続く (新川)

平和

先日仕事で広島へ行った折に。         林

ご迷惑をおかけしました。

本日2月18日の9時から1時間ほど、一鍼堂への通話が不通となっておりました。 気付いたのが遅れ、もしかすると皆様にご迷惑をおかけしたかもしれません。ごめんなさい。 現在は繋がっておりますので、ご安心下さいませ。

代金引換の控えの領収書が苦手です。

いろいろな物の仕入れで 代引き(代金引き換え)を利用する事があります。 普段、商品を購入するときは 領収書を書いたもらうのですが、代引きにおいては 「代金引換の控えが正式な領収書になります。」 との事で、手書きの領収書も書いてもらえない事が多い。 なんだかこれ、 ペラペラの領収書で、 何を買ったかも把握しにくいし、 折り目などが付くと印字はすぐに消えるんで大嫌いなのですが、 どうにかならないのですかね。 代金引き換えの用紙が正式な領収書として世間では文句が出ないのでしょうか。。 個人的には大嫌いなシステムです。 きちんと領収書を発行して欲しいなあ。 せめて印字が消えにくい物を使っておくれ。 と思う今日この頃でした。

鍼一本をかかげて

一鍼堂公式サイトに 新たに”鍼一本をかかげて” をアップ致しました。    一鍼堂 林

経穴解説 No.4(手太陰肺経 列缺)

一鍼堂スタッフの為沢です。 今回は手太陰肺経の列缺(れっけつ)を御紹介します。 取穴の仕方も載せてみましたので、実践してみて下さい。 手太陰肺経 ○列缺(れっけつ) 肺経の絡穴 四総穴 任脈の主治穴(八脈交会穴) 絡とは連絡の絡であり、 絡穴とは、表裏関係にある経脈に連絡する部位にある経穴である。 絡穴から絡脈が出て、次経に連絡し 十二経脈をめぐる。 病変が自経のみにとどまらずに、 他経にまで及ぶときに反応がよく現われる。 慢性疾患や腑病の施術に効果がある。 列缺にて手陽明大腸経に連絡する。 裂出缺去(裂けて出で分かれて去る)ことから 列缺と命名された。 列缺の取り方は… 図のように母指を持って、 示指の先が𣓤骨にあたるところであります。 そう、オレンジ色のところです。 手書きなんで、わかりにくかったらすみません。 切経にて 実の場合、肺気不利、肺気不宣 虚の場合、肺気虚 に効果的です。 私の臨床経験上、 列缺、経渠、太淵など浅い経穴では 虚の反応を診ることが多い気がします。 肺気虚の方で、この辺りの自汗やソウリの開きが よく見受けられます。 学生さんのために 四総穴とは、 身体を4部に区分して、それに対応する経穴を指したもの。 肚腹は三里に止め = 腹部一切の疾患に応用 腰背は委中に求む = 腰背部の疾患に用いる 頭項は列缺に尋ね = 頭項部疼痛に用いる 面目は合谷に収む = 顔面および目の疾患に用いる と、経絡経穴の教科書で紹介してあります。 学生の頃「何故、この4つの経穴なのですか?」と 先生に質問したことがありますが、 「そのまま丸暗記しろ」と言われた覚えがあります。 そのまま丸暗記しても、 意味がわからなければ身につかないので、 自力でいろいろ調べ、 自分の中で納得のできる答えを 得ることができました。 東洋医学では疑問に思うことが多々あると思います。 言われるがままに覚えようとせず、 疑問に思ったことは徹底的に調べて身につけて下さい。 今回はあえて解説なしです。 ちなみに四総穴は4択にもってこいです。 丸暗記せず、是非意味を調べて頂きたい。 他にテスト対策として、 孔最と列缺の間は何寸とか 骨度法を知っとかないと、わからない問題が出ると思います。 参考文献:『針灸学』         『臨床経穴学』        『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社        『臓腑経絡学』      アルテミシア        『経絡経穴概論』    医道の日本社  為沢

最新記事一覧

人気の記事ランキング

院長のオススメの記事