マンスリーアーカイブ 10月 2007
{院長の戯言} 世を思ふ
天網恢恢 疎にして 漏らさず
-老子
よからぬ行いは天には筒抜けだということですね。
天は必ず見ているどころか、
その行いは自分の生命に刻印されていくと私は信じています。
私利私欲に走るべからず、
目先の欲望は大きな視点で望むと、道を誤ることがあるということ。
自分の義を優先させるが、他のそれと大きく食い違い、
多くの争いが起こっていますね。
社会の善悪は時代や場所によって全く異なることは何度も言ってきました。
本当の善悪は、己の心に聞けば自ずと解るのではないでしょうか。
社会の善悪を持ち出すときと言うのは、大々にして言い訳やプライドを
持ち出す時ではないでしょうか。
自分自身はわかっているはずです。
閻魔大王は実は己の心の中に存在するのですね。
そのような働きを”天の視点”と呼んでも良い。
我々は常に天の視点を持ちたいものです。
{写真} 船
久しぶりに写真を公開します。
明石海峡大橋より撮影 広大な青と船の白が大変きれいに映りました。
この時期のアレルギー性鼻炎
ここ1週間ほど、鼻水の止まらない人が大変多いです。
アレルギー鼻炎の様な症状ですね。
今日も朝から何人も同じ症状の方がいらっしゃいました。
みな脈は平素よりも関上に集まりがちで、やや指にひっかかる
弦のような濇のような、
人によっては緩などの脈状を呈することが多いようです(私の私見ですが)
腹診では平素よりも表在に冷えを、しかし裏に内熱をこもらしております。
ここに私は肝気との兼ね合いを強く感じました。
気逆をおこすのですね。
春の肝の気逆は、強く上に上昇するのですが、
何というか今の時期は、もっと静かにスースーと上にあがっていくイメージがあります。
この時期になり、肺気が変動し、肝気がそれに乗じて上逆するようです。
おかげ様で、気逆を収めることにより、ほとんどのものを治すことに成功しています。
人は四季に応じて生かされている事を、思い知らされます。
深いですね。
やりがいがあります。
ナメてかかると、こっちがやられてしまいます。
人を治すとは、まさに自然を相手にしていると等しいのでしょう。
{受付日誌} ぱっと見そう見えるもの
どうも受付です。
お久しぶりです。寒くなってきましたが体調管理はできていますでしょうか?私は毎年風邪を引きません。もしや・・・
今回の受付日誌は、一鍼堂の不思議な(?)お話です。
現在、当院の待合室には経絡図の額が飾ってあります。
今、この写真を見て「おや?」っと思う方は早々いないと思います。
ですが、この経絡図を近くでじぃ~っと見ていくと・・・
上の段、向かって左から3番目です。
これです。
この経絡図、一時期、一部の方たちに有名でした。
この記事を読んでおられる方は「何が?」とお思いでしょう。と言うかこんなに引っ張ってしまった自分に後悔・・・
実はですね、私は受付ですのでもちろん受付カウンターの椅子に座っているのですが、そこからあの経絡図の額が見えるんですね。
で、その中でも特に上段の向かって左から3番目の経絡図に目が行っちゃうんですよ。心なしか咽が渇くような・・・夏を思い出すような・・・
悶々と考えていてはっと閃きました。
「ビールだ!」
そう、何だか黄色(黄金色?)と白のコントラストがジョッキに注がれたビールのように見えませんか?
でもきっとそんな風に見えるのは私だけだろうと思って誰にも何も言わなかったのですが、ある時、治療が終わり帰り支度を始めている患者さんが動きを止め、経絡図を見つめています。
私「どうかされましたか?」
患者さんA「これ・・・ビールのポスターみたいですね」
私に頭に稲妻が走りました。
声を荒げたいのを必死に我慢して
私「確かに見えますね~」
またあるとき
患者さんB「ビール・・・じゃないですよね?」
私「見えますよね?ビールに!他の患者さんも仰ってたんですよ!」
堪えきれずに興奮してしまいました。
そんなわけで、やっぱりビールに浮かんでいるように見える経絡図を、ぜひご自身の目でお確かめ下さい。
それではまた。
東洋医学の先生と西洋医学の先生の見解のくい違いについて
「西洋医学のお医者さんはこう言っていたが、
鍼の先生は全然違う事を言いますね。
どっちが正しいのかよくわかりません。」
こういった声をよく聞きます。非常に多い疑問ですよね。
今日はこういう疑問に答えていこうと思います。
例えば肩から腕にかけて痺れたり、痛かったりします。……
(仕事の合間に少しずつ‥)
{院長日誌} 鍼を持ち 心色々 居を転々
こんな仕事をしているので
まとまった休みが取れず
旅行などは出来ません。
そこで私は転々と引っ越しをすることにしています。
これが私の小旅行。
新たな環境に変えることで
気分も生活も変えてしまいます。
小さな場所にもたくさんの思い出と発見があります。
その場所 その場所で
鍼を持っ心持ちも違います
自信に満ちた鍼
自信を失いかけた鍼
情熱に燃える鍼
新たな発見に夢中な時の鍼
流れるように あるべきところに自然と置かれる私の一番好きな鍼
思えばいろいろな鍼がありました。
10年後 私はどこにいて
何を想い鍼を持つのでしょうか。
毎日の一歩一歩がやがて道になるのですね
道を誤ることのないよう 今日の一歩を大事にすべし
~新幹線の中からふと思ったことを書き記しました~
腰痛でお悩みのM.T様の体験談
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