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こんにちは、為沢です。
今日は厳用和についてご紹介します。

厳用和げんようか

(1119年〜1267年)

字は子礼。南宋の南康(今の江西省南康県)の人。
廬山(中国江西省九江市南部にある名山)
で医業を行っていたため、自らを「廬山人」と称した。
(日本の芸術家のことではありませんw)
厳用和は八歳より書に親しみ、
十二歳で崔嘉彦の弟子・劉開に師事し、
五年間で医学を修め十七歳で開業しました。

『黄帝内経』を始め『難経』や『傷寒論』、
『金匱要略』『(巣氏)病源候論』『千金方』などなど古医書を読み漁り
古人の理論を修め、臨床現場に活用しようとしましたが、
“古方を現代の病に反映すると予期せぬ効果が現れる、
今時分の人や環境、風土に合わせ治療するべきだ”と唱え
古人の経験・理論を自分の臨床経験を通して検証、
約30年かけて1253年に『済生方』十巻を著わし、
さらに15年後に「済生続方」八巻を著わしました。

残念ながら『済生方』は早くに亡逸しますが、
日本では鎌倉時代の惟宗具俊『本草色葉抄』(1284)に引用され、
梶原性全は『頓医抄』(1304)と『万安方』(1315)に
『済生方』を大量に引用しているため、
1253年に出版されて程なくして
日本に流通していることがわかります。
(中国では『済生方』『続方』の影響はあまり見られなかったようです)

その後、江戸時代から現代に至るまで
多くの医書に『済生方』『続方』の影響が見受けられ
当帰飲子・加減腎気丸(牛車腎気丸)・帰脾湯・柿蒂湯などは、
皆『済生方』の処方であります。


参考文献:
『東洋医学 基礎編』
『いちばんわかる!東洋医学のきほん帳』学研
『東洋医学概論』医道の日本社
『現代語訳◉黄帝内経素問』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢』
『中国医学の歴史』
『中医伝統流派の系譜』
『中国鍼灸各家学説』東洋学術出版社

アイキャッチ画像:
早稲田大学図書館 古典籍総合データベースより
厳氏済生続方. 巻之1-8,補遺 / 厳用和 [著] ; 丹波元胤 [校]
https://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ya09/ya09_00413/index.html

為沢

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