中医蔵腑学を理解する:六経弁証②

下積み修行中の紅露くんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


こんにちは紅露です。

東京都代官山・蔦谷書店(デジカメにて撮影)

東京都代官山・蔦谷書店(デジカメにて撮影)

前回に引き続き、今度は
東京代官山(昨年12月ひっそりオープン)の蔦谷書店を御紹介致します。
実はTSUTAYAの原点は1983年、大阪の枚方に誕生した【蔦谷書店】なんです。
東京代官山が目指したのは、創業当時の蔦谷書店の夢である
『本、映画、音楽を通してライフスタイルを提案すること』だそうです。

実際に足を運んでみましたが、
まさしく蔦谷さんが掲げた夢の様な場所で時間を忘れて楽しむ事が出来ました。

特化した趣味をお持ちの方・旅行好きの方・お料理好きの方にはお勧めです。
又、個人的なお勧めとしては、書店の中にスターバックスがありますので、
HOTを購入後、外のソファーで寛ぎながら飲むコーヒーは格別でした。
※ヒーターが各ソファー上にありますので適度な寒さで
余計にコーヒーが美味しく感じられます。(僕だけかもしれませんが・・・)

今日も治療時に自分の頭で
整理すべき六経弁証について、
理解していきたいと思います。


④太陰病証

脾陽虚による裏虚寒証を表代表的に現す病証。

三陽病証の治療が不適当で脾陽を損傷した場合、裏虚寒証が出現する。
(ⅰ)太陽病を誤って下し、脾陽を傷つけたために発生。
(ⅱ)陽明病を攻下しすぎ、脾陽を損傷すれば、太陰に転化する。
※反対に太陰病に過度の温燥法を施せば、陽明に転属する場合がある。
これは太陰脾(虚)と陽明胃(実)が表裏の関係にあるからである。
あるいは、もとから脾陽が虚弱な者に寒邪直中が見られた場合、
発病当初から裏虚寒証が現れる。

脾陽虚弱⇒寒湿内生(病邪)

【1】太陰病本症

⑴太陰吐利症
一般的な太陰病証で、外感寒湿の病邪が脾胃の陽気を内傷したものであり、
全身の状況として軽い虚衰がみられる。

【症状】
・脾湿健運
下痢(熱臭を伴わない水様便)
・胃気不降
⇒食欲不振、少し多めの飲食で胃脘部のつかえ、悪心or嘔吐
間欠性の腹脹腹痛(反復性)、喜按
⇒陽虚であるところに寒邪が存在しているため
・口渇せず、舌質淡胖、舌苔白膩 、脈濡緩

【弁証ポイント】
(ⅰ)下痢の性質を把握すること。膿血性・精穀下痢でもなく、
大便は水様であり、多くは未消化物である。
(ⅱ)腹痛の性質を把握すること。
また痛みは臍周囲か、腹部全体の陰痛である。
(ⅲ)本症には一般の虚寒による症状が存在するが、
程度はさほどひどくない。

⑵太陰腹痛症
中焦の陽気が不足し、寒邪が裏に入った者で症状としては、
顕著な腹痛が起こるが下痢はしない。

【症状】
発作性の腹部絞痛、喜按・喜温、食べると腹痛は軽減するが多食は出来ない、腹痛は無し。
⇒中焦の陽虚有寒に属している。
主な病変部位は胃にあって脾にはないので、下痢は起こらない。
・陽気虚衰
寒がり・精神疲労・心悸・
舌質淡・舌苔白・脈弦細無力

【弁証ポイント】
虚寒性の腹部絞痛という特徴を把握し、実熱症による現れがないこと。

【鑑別ポイント】
※本症と太陰吐利症との鑑別
本症には一般に吐利はないのに対し、太陰吐利証では吐利(嘔吐・下痢)を
主証としている。
また、本症では腹痛が顕著であり絞痛を呈し、食べると軽減するという特徴があるが、
太陰吐利証の腹痛は二次的なものであり、陰痛を呈し、食べても痛みが緩解しないか、
かえって増強するという特徴がある。

【2】太陰病変証・・太陰発黄証

・脾胃寒湿が阻滞して肝胆の疏泄に影響
黄疸(色は黒)
・本証の病邪である寒湿が脾胃を犯す
腹部脹痛・大便溏薄
食少悪心・浮腫等が起こる。
・寒湿の病邪が陽気を抑止
寒がり・精神疲労・無力感
・寒湿侵犯・陽気不足
⇒舌質淡胖・舌苔白膩で潤滑・脈濡細軟

【弁証ポイント】
(ⅰ)顔には暗紅の黄疸が出現する。
(ⅱ)脾胃湿阻による腹脹・大便溏薄・浮腫が出現する。
(ⅲ)全身陽虚による寒がり・精神疲労が出現する。

【鑑別ポイント】
※本証と陽明発黄との鑑別
陽明黄疸には発熱・不悪寒・頭部だけから汗が出る
腹脹・便秘or排便がスッキリしないといった症状が出現する。

※本症と太陰吐利証との鑑別
この2証は、基本的に似ているが、本証には黄疸があり、
吐利があまりひどくないのに対して、
太陰吐利証には黄疸はなく吐利が顕著である。

紅露


参考文献:『中医診断学ノート』 東洋学術出版社
『中医弁証学』 東洋学術出版社
『中医病因病機学』 東洋学術出版社

鍼灸院 一鍼堂

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